心理学は非常にポピュラーな学問の一つです。
daigoさんがメンタリストとして活躍されているように、人々の注目を集めます。
この心理学において「お金」に特化した心理学をご存じでしょうか?
このお金の心理学について学べる一冊です。
非常に読みやすく、すらすらと読めます。
サイコロジー・オブ・マネー 一生困らない「富」のマインドセット
①何事も見かけほど良くも悪くもないと学べた
この本を読んで一番の発見は”何事も見かけほど良くも悪くもない”と理解できた点です。
メディアやインフルエンサーは注目を集めることが仕事の為、極端な事象を常日頃から伝えています。
その為常にメディアを利用する私たちは、「投資は超儲かる!」や「もうすぐ大暴落する!」など極端な事象ばかりを印象付けられがちです。
それで安易に手を出したり、逆に行動を起こせなかったりしていると思います。
一方でこのような格言もあります。
”不安の9割は実際には起こらない”
皆さんの不安も意外と上記の格言の発生率なのではないでしょうか。
このように極端な事象はその大きさに準じた確率でしか発生しないですし、メディアで報じられているほど良くも悪くもないことがほとんどです。
本書はお金の話なので投資に関わる章ですが、投資以外の分野でも悲観も楽観もせずやるべきことを積み上げることが大事だと学ぶことが出来ました。
②複利には圧倒的な力があると認識できた
”複利”というワードは最近NISA熱が加速したことにより広く使われているワードかと思います。
”複利”というのは本当に理解しづらいものですが、人が理解しづらいからこそ軽視されがちです。
あのアインシュタインが”人類最高の発明だ”と言わしめたほどの力を”複利”は持っています。
どの程度の力か?はさまざまな複利計算のサイトがありますのでそちらで確認可能です。
単利20年と複利20年の違いを確認してみてください。非常に差が付きます。
この点を市場の心理と合わせて学ぶことが出来ます。
今までは”複利”を数学的に説明しているものが多いですが、この本はより実践的に複利を市場心理を含めて説明している点が非常に面白かったです。
まだこの”複利”を理解しておらずもしくは使いこなせてないならばこの本を読むことではるかに大きいリターンを得る可能性があります。(たった2,000円弱で)
③”誤りの余地”を残すことが成功の秘訣であると学んだ
本書はお金に関する書籍の為、投資に関する言及も多くあります。
そこで一番印象に残ったワードが「誤りの余地を残す」という点です。
よく貯金をしている人に対して「なんで貯金をしているの?」という人はいないでしょうか。
そのような方は是非読んでください。
きっと「誤りの余地」の考え方が新しい学びになるはずです。
①で学んだとおり何事も見た目ほど良くも悪くもないので、仮に悪い方に行ったときに対応できるだけの貯金をすることはメンタルを安定させ、正しい判断をするために重要になります。
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