日本は残業が非常に多い国と言われています。
もちろん残業が多いことが必ずしも悪いことでは無いと思いますが、残業の理由が生産性の低い非効率的な作業によって発生している方も多いのではないでしょうか。
(形式的、伝統的な作業が少なからずありますよね。)
これらを変えるには上層部ないしは経営層レベルで何かを変えてもらうことが必須です。
ただし上層部や経営層レベルにどのように動いてもらうのがよいかはわからない方が多いのではないでしょうか。
普通に訴えても基本は受け入れられないことが多いと思います。
ではどのようにすればよいのでしょうか?
本書で学んだのは、明確な”数値”を提示する必要があるという点です。
数字で示すには数字の集め方、分析の仕方、表現の仕方を学ぶ必要があります。
このような点をわかりやすく学べる一冊です。
孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術
①数値を”取りに行く”意識が出せた
この本の冒頭に”取りに行く”意識が大事だと記載があります。
誰かの指示で数字を取りに行くのではなく、自分の判断で数字を作りに行くことでオリジナリティが生まれ、より楽しく作業ができます。
自分から取りに行くことでより自分の”目的”に近い数字を得れると思います。
他人の指示では他人の目的に利用されるため、中々それに必要な情報をダイレクトに集めるのは難しいですよね。
このような数字に対する意識・考え方が大きく変わりました。
②7つの道具を習得した
①を達成するために数字集めをする手法を学ばなくてはなりません。
その手法について本書では”7つの道具”として解説がされています。
一冊でこれだけの実践的な手法に触れられるのは非常に価値が高いと思います。
意見難しそうに見えますが、近年のExcelの進化やAIの進化により活用自体は決してハードルの高いものではなくなっています。
実際にそれぞれの手法で活用できるサイトの紹介もあり、実践にもすぐに移せる内容になっています。
③数値化の”ワナ”を理解した
②の手法を正しく活用するにはよくある数値化の”ワナ”を理解する必要があります。
間違った使い方ですね。
こちらの著者の圧倒的なビジネス経験から実際にありがちな”ワナ”を学ぶことが出来ます。
この”ワナ”に様々な企業がはまり、ただ数字を集めて何をしたいのかわからないといった状況も多くあるのではないでしょうか。
一番多いのは数値の”定義”をあいまいにしてしまったために、人によって出てきた数字の意味が変わってしまうケースがありますね。
このような無駄を起こさないよう、是非本書でワナについて読んでみてはいかがでしょうか。
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