「ブラック企業」という言葉があり、基本的には好ましくないとされています。
一方で成長の為であればブラック企業をあえて選ぶ人もいます。
もちろんポジショントークになりがちな話ですが今回の書籍はいかに「ブラック企業」及び職場が人生を壊してしまうか、という観点で様々な気づきを与えてくれます。
ブラック職場があなたを殺す
①「職場のストレス」は人生を壊しかねない
職場のストレスがどれだけ人生に影響を与えるかを様々な指標を使って示されています。
正直ここまで影響があるとは認識できていませんでした。
給料の為に死にたくないな、と強く意識しました。
この意識を持てただけでも非常に自分にとって良い変化だと思いました。
自分の人生を自分できちんと考え豊かにしていきたい、という意識が芽生えました。
ブラック企業で自分の人生を消費してしまうのは少しもったいないです。
ただブラックといっても冒頭の通り、成長する環境or成長しない環境では大きな違いです。
世の中にはブラックなのにもかかわらず、意味のあまり無い作業を永遠と従業員に課す環境も少なからずあります。
そういった環境はできる限り避け、より良い人生を歩みたいですね。
特にやりたいことが無い人、こそ読むべき本だと思いました。
”とてつもない危機感”が自分の中に芽生えます。
またブラック企業が減少し、より従業員にもメリットのある企業に労働者が移動していけばより良い世の中になっていくと思いました。
②有名企業への就職は必ずしも幸せではない
有名企業への就職は一般的には給料も良く、うらやましがられます。
現実は他人が思っているほど良い環境ではないパターンが多いかと思います。
本書でも某超有名グローバル企業に就職した女性の例が紹介されています。
熾烈な競争環境、社内政治、社内的な駆け引きでどんどん疲労していく内容です。
どんなに給料が良くても心が疲弊してしまっては幸せにはなれません。
そうではなく、もっと自分の興味のある領域や、自分が力を発揮しやすい(居やすい)職場で働いていくことが幸せになります。
結果として仕事に対してポジティブになり、結果が出ていく好循環が生まれます。
もう一つ、有名企業はやはり少々やめにくくなります。
そこに勤めていると他人からはうらやましがられるため、本人の本心とは別に辞めにくくなってしまいます。
③健康と利益は両立できる
①②からでもたくさん働けなければ利益はでないでしょ?という意見も出るかと思います。
私も途中まで読み、「とはいってもブラック企業のほうが単純に労働量が多いから利益が出るよな?」と思いました。
ただ企業努力によって従業員の健康を守ることが長期的な目線ではより利益を生むことになる、と理解をすることができました。
その為そういったことを理解して、健康と利益両面を追及している企業を探す力も労働者側は重要だと理解しました。
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