なかなかやる事が多すぎて片付かない、タスクがどんどん増えてしまいプライベートの時間が確保できない、時間がないから自分の本当にしたいことができない。しかもタスクが減らないからそのことが頭に残りストレスがたまってしまう。
こんな状態の方が現代は非常に多いのではないでしょうか。
現代はスマートデバイスが普及し人間が処理できる以上の情報が物凄いスピードで飛び交っているように感じます。
私も毎日タスクに追われ、泣きたい気持ちになっていたことがあります。
何故こんな状態になってしまうのでしょうか?
そんな事を考えていた時に非常に参考にさせて頂いたのが下記です。
SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
シングルタスクができない理由
いや、シングルタスクなんて今時できないでしょ。
そんな風に思っていましたが、それ自体が言い訳になっており冷静に分析してみると原因がわかりやすい部分にあるな、と気づかされました。
1つは「スマートデバイス」や「コミュニケーションツール」に対する対応の仕方。
ビジネスでは即レスが好ましいとされていますが、即レスを重視するがあまり例えばZoomやTeamsのミーティング中にミーティングに集中せずメールやチャット対応、電話対応をしていることは無いでしょうか。
そうすると結局はミーティングに集中することが出来ず「いるだけの状態」になってしまいます。
スマートデバイスやコミュニケーションツールなどが発達することで簡単に別のタスクを実施できてしまう環境ができています。それが当たり前になってしまいオンラインミーティングをしていてもほとんどが内職をしている、そんな状況が起きていないでしょうか。
本書ではそもそも論として人間の脳がマルチタスクができない(苦手)な構造であるとしています。
私もマルチタスクをやろうとすると頭が痛くなり真っ白になり結局は何がしたかったんだっけ?となることが多々あります。
その際にあぁマルチタスクはできないんだな、と薄々感じていましが本書を読んで少し安心しました。
マルチタスクをしないためには
マルチタスクかによる弊害を取り除く方法がシングルタスクです。
もちろんシングルタスクをするには少々工夫が必要になります。ただしこの工夫ができれば大きく自分の環境も成果もガラッと変えることができます。
様々な方法があり、本書ではたくさんの方法を紹介していました。
目からうろこな方法もあり私もいくつか試したことによって副業やプライベートの時間を作り出すことに成功しました。
不思議なことに収入もプライベートの時間も増えています。
シングルタスクを実施するために必要な要素は何でしょうか。
私が考えるのは3点大きな要素があると考えます。
(もちろん人によって異なるかと思います)
スマートデバイス
スマートデバイスについてはやはり通知をオフにする、物理的に自分の視野から外すなどが必要だと思います。私もiPhoneを持っていますがどうしてもリンゴマークが目に入ると触って確認をしたくなります。
インスタやLINE、メールなどを確認してしまいます。
仕事でもSlackなどを確認したり、緊急でもないチャットに回答したりとしてしまいます。
だからこそ集中するときはそのような自分の視野から外す工夫が必要かと思います。
例えばですが下記のようなスマートデバイスを一定時間使えなくする商品の活用も考えられます。
Kinbelle タイムロックボックス タイマーコンテナ 多機能 携帯電話から離れる 禁欲ボックス 我慢できない人・スマホ依存対策 勉強・仕事に集中する ホワイト
予定を立てていない
本書にも書かれていましたが、やはり予定(タスク)をある程度見立てて、その時間はその予定(タスク)に集中するといったマネジメントが必要だなと思います。
最近ではGoogleカレンダーなどスケジュールを他者と共有するアプリも増えているかと思います。
予定も空欄にしていると勝手に予定を入れられてしまう可能性があるため、あえて予定ブロックを入れてしまうのも手かと思います。
あとは朝に少し早起きをし予定を立てる時間を作ることも効果的です。
10分~15分でも早く職場について予定を立てられればタスク整理、予定作成の時間ができシングルタスクできる環境につながります。
周りの環境
どんな環境もそうですが、自分が集中したいタイミングでどうでも良い話をしてくる人はいると思います。こうなると話を聞くだけでもマルチタスクになってしまうため何とか打破する必要があります。
1つは集中しているので、ときっぱり断ってしまう方法。
ただその人との関係を考えるとなかなかストレートには言えない場面が多いと思います。
その場合は集中したいタイミングで個室や会議室に入ってしまう方法です。
会社がこのような設備やスペースを導入していてくれるなら存分に活用できますね。
最近はコワーキングスペースもあり、このようなサービスを活用するのも一つの手かと思います。
シングルタスクによって最大限の成果を出す
シングルタスクの重要性を非常に認識できた本でした。
今後もシングルタスクのできる工夫を目指していきたいと思います。
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